
『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』は、作家、永野水貴によるライトノベル作品です。
タイトルが長いですが、全て書くと『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。-妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら-』となります。
略して「恋した人は」とも呼ばれています。
この作品は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2020年11月20日から、2022年9月28日まで連載されました。
その後、10月1日に、同サイトで非公開となり、書籍版として、TOブックスより、2021年9月から刊行、イラストは、とよた瑣織が担当しています。
コミカライズ版は家守まきが担当し、コミックシーモアで2022年4月18日に先行配信された後、TOブックスの配信サイトである『コロナEX』でも、2022年6月6日から連載されています。
コミカライズは、2024年6月に、英語翻訳版コミックス第1巻の電子書籍が配信されており、12月には、ペーパーバック版の発売も予定されています。
英語版タイトルは、 "The Person I Loved Asked Me to Die in My Sister's Stead" です。
さらに、作者の永野水貴が、脚本を執筆したドラマCDが、2024年8月1日に発売されました。
「次にくるライトノベル大賞2021」では、総合部門で12位、WEB発単行本部門で7位を獲得し、「次にくるライトノベル大賞2022」では、単行本部門で9位を獲得と人気は継続中。
『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルズ部門では、2023年版で6位、2024年版で1位を獲得しています。
2024年5月時点で、シリーズ累計発行部数は、55万部を突破しています。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 ネタバレ

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ウィステリアは、妹の身代わりとして異界の番人となった元貴族の娘です。
ある日、空から現れたロイドという青年に驚きます。
彼は、ウィステリアの初恋の人にそっくりで、実はその息子でした。
ロイドは、王女への求婚の証として聖剣【サルティス】を求めて来ました。
ウィステリアは、ロイドを元の世界に戻すために魔法で彼を撃退しようとしますが、ロイドは「弟子にしてください」と居座ります。
こうして、二人の奇妙な師弟関係が始まりました。
ウィステリアは、ロイドとの共同生活に戸惑いながらも、次第に彼を大切に思うようになります。
彼女の心には、ロイドが初恋の人と義妹の息子であるという事実が重くのしかかります。
一方、ロイドはウィステリアの孤独な番人生活が世界を救っていることを教えてくれます。
彼の言葉に心が揺れるウィステリアは、これ以上彼に近づけば一人では生きられないと感じ、距離を置こうとします。
そんな中、突然魔物が大竜樹を襲撃し、ウィステリアとロイドは共に立ち向かうことになります。
「何でも一人で背負うな」とロイドに励まされ、ウィステリアは彼と共に戦います。
時間が迫る中、二人の関係は新たな試練に直面、ウィステリアの止まった時間は再び動き出すのでしょうか。
あらすじを深掘り!

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異界の守護者ウィステリアは、意識を失っている弟子ロイドの姿に胸を痛めていました。
魔物の大量発生の原因を調べる過程で、ロイドはウィステリアを守るために危険な瘴気を浴びてしまったのです。
目覚めたロイドに元の世界に戻るよう懇願しても、「君を見捨てるわけにはいかない」と強く主張されます。
互いを大切に思うあまり、二人の間には激しい言い争いが生じ、帰還の時間が迫る中で衝突は避けられません。
心にわだかまりを残しつつ、魔物の捜索を続ける中、巨大な蜘蛛が現れ、事態は急展開を迎えます。
置き去りにはしないと約束し、激しい戦いの末に待ち受ける運命は、別れか、それとも――というところで迷います。
月明かりが眩しく感じられる夜、異界では見られなかった光景に囲まれ、ウィステリアは夜空を見上げていました。
ついに弟子ロイドと共に夢に見た元の世界に戻ったのですが、王女との約束があるロイドとは一緒にいられる時間が限られています。
死んだことにされているウィステリアが頼れるのは、旧友のベンジャミンや少数の家族だけです。
異界で不老の体を得たウィステリアの体に異変が現れ始めます。
二人を隔てるのは二十三年という長い年月。
ただの師匠ではないと微妙で心地よい関係が崩れつつあることを感じながら、ウィステリアはロイドと別れる決意をします。
彼には求婚した王女アイリーンが待っていると自分に言い聞かせ、当面はベンジャミンの弟夫妻のもとに身を寄せることにします。
その一方で、遥か遠くの《未明の地》では、重大な変化が起ころうとしています。
あなたへの思いを胸に、今は一時の別れの時がやってくる展開に。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 どこで読める?
『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』を読むことができるサイトやアプリについていくつか紹介します。
- コミックシーモア: コミックシーモアでは、「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」の電子書籍を読むことができます。期間限定で第1巻が無料で試し読みできる他、シーモア限定の書き下ろしSSや電子書籍限定の特典も用意されています 。
- TOブックス: 公式サイトで購入可能です。特設サイトには最新情報や特典情報も掲載されています 。
- BOOK☆WALKER: 電子書籍版の試し読みができ、まとめ買いも可能です。シリーズの累計販売部数は55万部を突破しており、高い人気を誇っています 。
これらのサイトやアプリで『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』を楽しむことができます。
それぞれのサイトで提供される特典や試し読みの内容を確認して、自分に合った方法で読むことをおすすめします。
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コミックシーモアがおすすめ
コミックシーモアのおすすめポイントを以下にまとめます。
- 豊富な作品数: コミックシーモアは、多くの電子書籍作品を取り揃えており、「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」のような人気作品も豊富にあります。
- 無料試し読み: 多くの作品が無料で試し読みできるので、購入前に内容を確認することができます。特に期間限定で第1巻が無料になることもあります 。
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これらのポイントから、コミックシーモアは幅広い読者にとって魅力的な電子書籍プラットフォームとなっています。
作者、永野水貴について

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永野水貴(ながのみずき)はウェブを中心に作品を発表しているライトノベル作家です。
性別を公表はしていませんが、水貴という名前やXのアカウントのプロフィール画像から推測すると、女性ではないかと思われます。
誕生日は6月19日ですが、年は公にしていません。
作家としては、2009年の『真紅の式使い』が一迅社文庫アイリスから刊行され、これがデビュー作となります。
Webtoonの脚本や漫画原作もこなす、マルチな作家さんです。
同じく一迅社文庫アイリスから出ている『白竜の花嫁』も人気作となっています。
その他多くの情報は世に出ていませんが、永野水貴の最新情報は本人のXをフォローしておくことをおすすめします。
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6巻&コミック4巻、ドラマCD他本日発売です!
どうぞよろしくお願いします🥰
書店さんへ行かれる方はなにとぞ熱中症対策を万全にしてくださいませ…!ポストの拡散などもご協力いただけるととても嬉しいです!#恋した人は pic.twitter.com/wn1r2tosi4
— 永野水貴 (@nagano_mizuki) August 1, 2024
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 登場人物

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ウィステリア・イレーネ
ウィステリア・イレーネは、本作の主人公であり、ドラマCDではファイルーズあいさんが声を担当しています。
彼女は《未明の地》で23年間番人として過ごし、ウィステリアは喋る聖剣サルティスと共に生活しています。
彼女の実年齢は40歳を超えていますが、20歳の時に《未明の地》に来てから不老となり、外見は変わっていません。
元の世界では「魔女」として恐れられていたとか。
『このライトノベルがすごい!』2024年版の女性キャラクター部門で、ウィステリアは3位にランクインしました。
ロイド・アレン=ルイニング
ロイド・アレン=ルイニングは、22歳の青年で、未明の地に到着しました。
彼の両親はブライトとロザリーであり、ウィステリアの血縁関係のない甥にあたります。
ロイドはウィステリアを打倒し、聖剣サルティスを手に入れることを宣言しましたが、彼女の弟子に志願することにしました。
『このライトノベルがすごい!』の2024年版の男性キャラクター部門で、彼は4位にランクインしました。
聖剣サルティス
聖剣サルティスは、神話の時代から存在している意思を持つ剣です。
浜田賢二さんが声を担当しています。
ウィステリアの困難な状況に同情し、《未明の地》への旅に同行しました。
それ以来、23年間にわたり彼女と共に行動しています。
強大な力と自我を持つため、長い間真の持ち主が現れませんでした。
この剣は、特定の主人に仕えることなく、多くの時を経てきました。
恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。評価(ネタバレあり)

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- 物語は感動的で引き込まれる要素が多く、次の展開を待ち遠しく感じる読者が多いです。
- ロイドが王女への求婚を取り下げた決断は肯定的に受け止められていますが、王女の行動に対する厳しい意見も多く見られます。
- ウィステリアの健気な性格が読者の共感を呼び、時に涙を誘う場面が印象的。
- キャラクター同士の複雑な関係性や、特定の登場人物への厳しい批判が作品の感想において多く語られています。
- ストーリーの進行が少し遅く感じるという指摘がありつつも、次巻への期待が高まっています。
- 新しいキャラクターが次々と登場し、今後の展開がさらに複雑になる予感があるという声があります。
- 主人公ロイドの成長や葛藤が丁寧に描かれており、その誠実さや優しさが読者を惹きつけています。
- 異なる視点から描かれるキャラクターの心情や行動が深みを与え、物語の魅力を高めています。
- 文章だけで場面の雰囲気や登場人物の感情を巧みに表現する描写力が高く評価されています。
- 登場人物が多い中でも、各キャラクターが個性的でしっかり描き分けられている点が好評。
- ウィステリアの過酷な境遇が描かれる中でも、彼女の持つ強さが物語に希望を与えています。
- サルティスやロイドが支えとなり、ウィステリアとの距離が縮まっていく様子が読者をドキドキさせます。
- 義妹やブライトの行動については厳しい意見が多く、断罪を望む声も目立ちます。
- ロイドとウィステリアが静かに向き合える未来を願う読者が多く、彼らの幸せな場面が描かれることを期待する声が強いです。
- 混迷する物語の中で、緊張感と期待感が共存しており、次巻への関心を高めています。
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。おすすめポイント
- 物語の進行がゆっくりですが、登場人物の心情が非常に丁寧に描かれていて、とても感情移入できます。
- 伏線が巧妙に張り巡らされており、それが後の巻で見事に回収されるところが素晴らしいです。
- 両片想いの切なさが深まる中で、シリアスな展開に色っぽさが薫る瞬間があり、読者を魅了します。
- 続巻が待ち遠しくなるような引きが多く、先の展開が気になって仕方ないです。
- 主人公の不憫な運命や、過酷な試練を乗り越えていく姿に心を打たれます。
- 生死をかけた緊迫したバトルシーンがあり、物語にスリルと緊張感を与えています。
- 続きが気になるので、一気に読み進めたくなる魅力があります。
- 原作ノベルとコミカライズの両方が楽しめる点も嬉しいです。
- タイトルが物語の核心を巧みに表現しており、読み進めるにつれてその意味が深まっていきます。
- ヒロインの健気で優しい姿に、共感し応援したくなる要素が満載です。
- シリアスなストーリー展開の中にも、登場人物たちの成長や絆が描かれていて心温まります。
- 結末がどうなるのか予想がつかないので、次の巻が非常に楽しみです。
- 大人の事情に左右されず、しっかりとした心理描写がなされている点が評価できます。
- 残酷な運命を乗り越え、たくましく生きるヒロインがとてもかっこいいです。
- 次の巻では、多くの読者が待ち望んでいたシーンが期待できるので、ワクワクします。

