
『BEASTARS』(ビースターズ)は、板垣巴留による日本の漫画作品です。
2016年から2020年にかけて『週刊少年チャンピオン』で連載されました。
物語は擬人化された肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、全寮制の「チェリートン学園」に通う動物たちの人間関係や葛藤、成長が描かれています。
2019年10月にはフジテレビの「+Ultra」枠でアニメが放送され、Netflixでの独占配信も始まりました。
作品は2021年10月時点で累計発行部数が750万部を超え、幅広いファンに支持されています。
BEASTARS(ビースターズ)はどこで読める?
『BEASTARS』はコミックシーモアで読むことが出来ます。
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BEASTARS(ビースターズ)のあらすじ
『BEASTARS』(ビースターズ)の舞台は、中高一貫のエリート校であるチェリートン学園です。
ある日、学園で草食獣の生徒テムが肉食獣に殺される「食殺事件」が発生します。
被害者であるテムと同じ演劇部に所属するハイイロオオカミのレゴシは、寡黙な性格や大型肉食獣であることから、事件の犯人だと疑われます。
しかし、すぐに疑惑は晴れますが、真犯人は見つからず、肉食獣と草食獣の間に生まれた不信感や緊張は消えません。
物語は、学園に渦巻く種族間の緊張や、レゴシをはじめとする学生たちの葛藤と成長を描いています。

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BEASTARS(ビースターズ)は何巻まである?アニメは?
板垣巴留 による『BEASTARS』は、 秋田書店の少年チャンピオン・コミックスから、全22巻まで発売されています。
1巻が2017年1月6日発売で、最終22巻は2021年1月8日発売で結末を迎えています。
『BEASTARS』(ビースターズ)のテレビアニメの第1期は2019年10月から12月までフジテレビの『+Ultra』枠で放送され、第2期は2021年1月から3月にかけて同枠で放送されました。
第2期の続編である「FINAL SEASON」は、2024年からNetflixで独占配信される予定です。
収録はプレスコ方式で行われ、映像の精密さとキャラクターの表現力が高い評価を受けました。
この作品は第23回文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門の審査委員会推薦作品に選出され、第1期のオープニングテーマはクランチロール・アニメアワード2021でベスト・オープニング・シークエンスを受賞しました。
肉食獣と草食獣の間に生まれる緊張や共存を描き、物語と映像表現が融合した魅力的な作品となっています。

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BEASTARS(ビースターズ)の特徴
『BEASTARS』(ビースターズ)は、擬人化された肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、全寮制のチェリートン学園で過ごす動物たちの群像劇を描く作品です。
板垣巴留が以前に描いた短期集中連載作品『ビーストコンプレックス』が人気を集め、本作の連載が決定しました。
キャラクターや世界観をそのままに、主人公のレゴシを高校生として設定し、学園を舞台に少年漫画の形で展開しています。
「擬人化した動物の高校生活」を描くこの作品は、ほのぼのとしたストーリーではなく、平和に見える表面の裏にある緊張感と歪みを舞台とし、動物たちに人間の本性を重ね合わせています。
種族を超えた友情や恋、そして相容れることのない対立が描かれ、奥深いテーマを通して物語の魅力が広がっています。

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BEASTARS(ビースターズ)を無料で読めるサイト
『BEASTARS』の漫画をすべて無料で読めるサイトは見つかりませんでした。
しかし、電子書籍サイトのキャンペーンを利用することで、全巻を割引価格や最大70%オフで読むことができます。
また、漫画アプリや電子書籍アプリでも全巻無料で読むことは難しいです。
特に漫画アプリは1日に無料で読める話数が限られているため、単行本1巻分を読むのにも時間がかかります。
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作者、板垣巴留について
板垣巴留は1993年9月9日生まれ、東京都出身の漫画家です。
左利きで、父親は同じく漫画家の板垣恵介です。
幼少期から動物のイラストや絵画を描くのが趣味で、小学生時代には動物たちの設定に細かくこだわって創作を行っていました。
武蔵野美術大学に進学し映画制作を学んでいましたが、映画制作の大変さを感じ、紙とペンで映画のような作品が作れる漫画家を志すようになりました。
大学在学中に描いた漫画をまとめた同人誌が父親や編集者の目に留まり、プロとしての道を歩むことになります。
2016年、『週刊少年チャンピオン』で短期連載『BEAST COMPLEX』を掲載し、漫画家デビューを果たしました。
さらに同年、全寮制の学校を舞台にした動物たちの物語『BEASTARS』の連載を開始し、多くの賞を受賞する成功作となりました。
板垣巴留は公の場に登場する際には顔出しをせず、自作キャラクター「レゴム」のかぶり物を被って活動しています。
2018年には『週刊漫画ゴラク』に初の人間を描いた読み切り短編『白ヒゲとボイン』を掲載し、2019年からは『Kiss』でエッセイ『パルノグラフィティ』の連載を開始しました。
2019年には、父である板垣恵介との親子関係が公表され、2023年9月24日、X(旧Twitter)で結婚を報告しています。
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板垣巴留の公式Xでは、現在は連載中の『SANDA』の情報が多くなっています。

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BEASTARS(ビースターズ)のネタバレ
『BEASTARS』の物語は、演劇部による新入生歓迎公演が近づく中、役者長であるアカシカのルイから夜間練習の見張りを任されたハイイロオオカミのレゴシが、草食獣を襲いそうになる場面から始まります。
食殺には至らなかったものの、レゴシはその出来事に強い自己嫌悪を抱きます。
その後、部活の用事で園芸部を訪れた際、彼は小さなウサギのハルと出会います。
彼女は、レゴシが襲った草食獣であり、彼のつけた傷について尋ねられても、その夜の出来事を覚えていないと言います。
レゴシはハルに興味を持ちますが、彼の態度を誤解され、彼女に迫られてしまいます。
レゴシは驚いて逃げ出すものの、初めて異性として扱われたことへの喜びから、彼女への想いが強くなります。
迎えた新歓公演の演目は「アドラー」。
死神アドラーを演じるルイは怪我を抱えたまま初日の舞台に立ち、観客を魅了しますが、怪我が悪化したために2日目はベンガルトラのビルがアドラーを演じることに。
そして、ビルの役をレゴシが引き受けることとなります。本番前、ビルがウサギの血を服用していることを知ったレゴシは激怒し、本番中にビルと本気の喧嘩を始めてしまいます。
演劇の中での突然の争いは観客を巻き込み、乱入したルイのアドリブで収まったものの、学生新聞で話題になるなどレゴシは一躍注目されます。
新歓公演後、偶然ハルと再会したレゴシは、あの夜の出来事を言い出せないまま、彼女と交流を続けていくうちに彼女に対する恋愛感情を抱き始めます。
しかし、裏市でゴウヒンと出会い、彼が抱く感情は狩猟本能の変形だと諭されます。
隕石祭の装飾作業中、ハルとルイの親しげな様子を見たことがきっかけで、レゴシは自らの恋愛感情を確信し、本能に抗ってハルへの想いを行動に表すようになります。
告白を決意した直後、ハルがシシ組に誘拐されてしまいます。
ゴウヒンの助けを借りてシシ組に乗り込んだレゴシはハルを救出し、ルイはボスを射殺します。
組員であるイブキから新たなボスになるよう促されたルイは、これを受け入れ、シシ組の新たなボスとして裏市で勢力を拡大していきます。

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BEASTARS(ビースターズ)人気の秘密
『BEASTARS』の舞台は、現代社会に近い文明を持つ独自の世界です。
通貨は円、年末には除夜の鐘が鳴り、パソコンやスマートフォン、SNSなども存在しています。
12月25日は「レクスマス」と呼ばれる祭りが行われるなど、現実世界と異なる文化も見られます。
気温は低めで、25度でも大変暑いとされ、冬はマイナス10度まで下がります。
登場するキャラクターは哺乳類や鳥類、爬虫類といった動物たちで、数え方も「一匹」と数えます。
彼らの手足は人間と同様の形状ですが、鳥類は翼に変化させて飛行することも可能です。
ただし、飛行には免許証が必要で、学校を卒業しないと取得できません。
ヘビのような手足のない種の場合は、擬人化されても手足がないまま描かれます。
肉食獣と草食獣が共存する世界でありながら、肉を食べることは重罪で、特に生肉を食べると前科が付く法律があります。
食べることが許されている動物性の食材は卵、乳製品、昆虫のみです。
しかし本能を抑えきれず、「裏市」と呼ばれる場所で違法に肉や血を手に入れる肉食獣も存在します。
異種間で子孫を残すことは可能ですが、血統の維持から婚姻や出産は同種で行われることが望ましいとされており、異種族間の恋愛は学生時代で終わらせるのが常識となっています。
また、肉食獣と草食獣の恋愛は異常性癖とみなされがちです。
戦闘能力を持つ動物もおり、爪や牙を生かした格闘技や銃の扱いに長けるキャラクターもいます。
特に肉食獣は高い身体能力を持ち、クマ科は筋肉の膨張を抑制するため、政府から抑制剤を支給されています。

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BEASTARS(ビースターズ)の登場人物
『BEASTARS』には個性豊かな登場人物が登場します。
物語の主人公であるハイイロオオカミのレゴシは、物静かで繊細な性格でありながらも、演劇部では裏方に徹しています。
ドワーフウサギのハルは園芸部の部長で、毅然とした態度を持ちながら、他の女子生徒からいじめられることもあります。
演劇部の花形役者であるアカシカのルイは、次期ビースターと噂されるカリスマ的存在で、自己基準に厳しい人物です。
他にもレゴシの幼馴染であるラブラドールレトリバーのジャック、同種の恋愛を理想とするハイイロオオカミのジュノ、演劇部でレゴシと対立するベンガルトラのビルなど、さまざまな種のキャラクターが織りなす物語が展開されます。
それぞれが抱える問題や思いを通じて、肉食獣と草食獣が共存する世界における友情や対立が描かれているのが魅力です。
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BEASTARS(ビースターズ)の評価(ネタバレあり)
- BEASTARSの世界では、肉食動物と草食動物が同じ社会で共存しており、その独特な設定が物語の大きな魅力となっています。
- 動物たちは本能と理性の狭間で葛藤しながら成長していき、その様子に読者は共感しやすいです。
- 登場するキャラクターたちは、それぞれの種の特性に基づいた悩みや問題を抱えており、物語に深みを与えています。
- 背景や小道具、新聞や掲示板の描写など、細部までこだわり抜かれた表現が作品の完成度を高めています。
- 本能や愛、社会問題といったテーマを扱いながらも、読みやすく構成されており、独特の読後感を味わえます。
- 恋愛、青春、バトルといった多彩な要素が盛り込まれており、幅広い読者層に楽しんでもらえる内容です。
- 草食動物と肉食動物が共存する工夫や設定が非常に緻密で、読者に安心感と説得力を与えています。
- 主人公レゴシの成長が感動的に描かれており、読者はその変化を通じて物語に深く引き込まれます。
- 動物の擬人化を通じて現代社会の問題も投影されており、物語をより一層奥深いものにしています。
- 少年漫画らしいテーマを持ちながらも、他の作品にはない大胆な設定と繊細な描写が新鮮です。
- アニメ化されたことでさらに注目を集め、主題歌や映像美も含めて評価されています。

まとめ
『BEASTARS』のポイントは以下の通りです。
- 舞台と物語の設定: 中高一貫のチェリートン学園で、草食獣のテムが肉食獣に殺される「食殺事件」から物語が始まります。主人公のハイイロオオカミ、レゴシの視点から、肉食獣と草食獣の間の不信感や緊張、学生たちの葛藤と成長が描かれます。
- 漫画: 板垣巴留による漫画は全22巻で、2017年から2021年にかけて秋田書店から刊行されました。
- アニメ: テレビアニメ第1期は2019年10月から12月、第2期は2021年1月から3月に放送され、続編の「FINAL SEASON」は2024年からNetflixで独占配信される予定です。収録はプレスコ方式で行われ、映像やキャラクター表現が高く評価されています。
- 特徴: 『BEASTARS』は、擬人化された動物たちの世界で、友情や恋愛、対立を描く群像劇です。ほのぼのとしたストーリーではなく、平和に見える裏にある緊張感や不条理を扱い、種族を超えたテーマに深みがあります。
- 受賞: 作品は第23回文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品に選ばれ、アニメ第1期のオープニングテーマはクランチロール・アニメアワードでベスト・オープニング・シークエンスを受賞しました。
『BEASTARS』が読めるサイトやアプリは多くありますが、おすすめはコミックシーモアという結論になります。
