
『暁のヨナ』は、草凪みずほによる日本の漫画作品です。
作品の表紙などには『YONA -The girl standing in the blush of dawn-』という英語での表記が含まれていますが、海外では『Yona of the Dawn』という名前で認知されています。
この作品は、2009年から白泉社の『花とゆめ』で連載がスタートしました。
2014年10月から2015年3月までテレビアニメが放映(現在もU-NEXTなどで配信中)、2016年3月には舞台化もされました(星名美怜、明音亜弥、神永圭佑、草地稜之が主演)。
2016年には熊本地震の関係で一時的に連載がストップしましたが、2021年12月時点で全世界での累計部数は1400万部を突破する大ヒット作品です。
ストーリーは古代アジアを舞台にしたファンタジーで、謀反によって王都を追われた王女が、神託に従い不思議な力を持つ者たちと一緒にサバイバルするという内容です。
王女が主人公であり、彼女の成長と冒険を中心に展開していきます。
暁のヨナのネタバレ

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『暁のヨナ』最近の話を以下にまとめます。
ヨナとハクは、緋龍王の言葉を受けて緋龍城へ向かうことにしました。
一方、空都ではリリやオギたちが怪我人の手当てや焼けた建物の片付けに追われていました。
そこに、風の部族のムンドクが食料と薬草を持って現れます。
彼は、若い者が戦に出ているため、自分たち老人しか来られなかったが、体力仕事なら任せてくれと言います。
リリは、ハクも年を取るとこうなるのかしらと思います。
その後、リリは城を守るために命がけで戦った怪我人が逃げたと聞きます。
その姿を追いかけると、顔を見せたのはヒューリでした。
リリも追いつきますが、ヨナ姫の帰還の声が響きます。
ヨナとリリは再会を喜び、街の人々に囲まれて質問攻めに遭います。
馬上からそれを見守っていたハクに、ムンドクがお茶を差し出し、二人は抱擁します。
今や空の部族の護衛隊隊長となったハクは、王を守る仕事をしています。
ムンドクは、ヨナ姫を大事にするようにとハクに言い、ハクはヨナを守る決意を新たにします。
ヨナは、ユンを守ってくれたアユラやテトラに感謝し、リリはヒューリが自分たちを守ってくれたことを話します。
その後、ヨナはゼノと再会するために城へ向かいます。
途中でヒューリと出会い、彼にスウォンの帰還まで生きて顔を見せることを頼みます。
ヒューリは、幼い頃から王となるスウォンを守ってきたことを思い出します。
嵐が迫る中、ヨナとハクは緋龍城へ向かいます。
本殿でゼノと会いますが、彼は素っ気なく別れの挨拶を済ませます。
ハクを止めるために来たと考えるゼノは、王の剣を構えて闘おうとしますが、よろけてしまいます。
ゼノは、白龍、青龍、緑龍が寿命が尽きる寸前であることを話し、血の盃を奪えば彼らが戻るかもしれないと挑発します。
大刀を持っていないハクは、ゼノとの闘いを避けようとしますが、ゼノは緋龍王の剣を手放し、龍の姿に変わって攻撃を仕掛けます。
ヨナがゼノにやめるよう叫びますが、ハクを守ろうとしたヨナも攻撃されそうになります。
ハクは自分の体だけで闘い、ゼノとの闘いが続きます。
ゼノを止めるために緋龍王の剣を手にしたヨナがゼノの攻撃を防ぎます。
ヨナが緋龍王の剣を手にすることが重要な意味を持つかもしれませんが、ゼノを傷つけることを避けようとします。
ゼノの血の盃
ゼノは血の盃に入りますが、途中で弾かれてしまいます。
四龍の戦士たちは緋龍を主として命の限り守り愛し、決して裏切らないようにと言われていました。
二千年前の言葉がゼノの心に響きます。
その時、ゼノの傷から血が飛び出し龍になりました。
どんなに呼びかけても応えなかった龍神は血の中にいました。
天にも地の底にも行けず、王を守る誓いを反故にしたと言われます。
しかしゼノは緋龍王を裏切っておらず、四龍は命の限り闘ったと信じています。
その瞬間、血の龍がゼノの中に戻り、目が覚めます。
傷は治っておらず、血が流れ続けます。
一方、高華国の野営地にいるスウォンは少し回復していましたが、戒帝国の脅威を取り除けば次期国王に高華国を託せると言います。
ケイシュクは撤退の許可を取ろうとしますが、スウォンはそれを拒否。
ユンやラパが伝令として戻り、ゼノが他の龍を終わらせ、自分の命も断ったことを伝えます。
四龍が消え、緋龍城が消失することに不安を感じるケイシュクですが、城は再建でき、自分の代わりもいると言います。
ユンはゼノの手によってキジャが消されたことを知り、混乱しますが、ミンスが宥めます。
スウォンは撤退を決め、ユンを驚かせます。
スウォンは次期国王にヨナを考えており、彼女が戻ってくることを期待しています。
ゼノもスウォンも命の期限を覚悟し、大事な人に別れを告げますが、ゼノは生き返り、スウォンはまだ生きたいと願っています。
血の描写の意味は今後明らかになるかもしれません。
戦は次代に持ち越されるかもしれませんが、スウォンとケイシュク、ジュドのやり取りに少し和む場面もあります。

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暁のヨナのあらすじ
『暁のヨナ』は、高華王国の王女ヨナのストーリーです。
彼女は珍しい赤髪を持ち、恋愛以外に悩みを持たない、負けん気が強く、少しおバカな姫君という設定。
過保護な父王や護衛たちに守られ、大切に育てられてきました。
専属護衛のハクと従兄のスウォンは小さい頃から互いを知る間柄で、ヨナはスウォンに昔から恋心を抱いていましたが、父王はそれを良しとしません。
16歳の誕生日、スウォンから赤毛にピッタリの綺麗な簪をもらったヨナは、スウォンへの気持ちを再確認します。
父王を説得しようと彼の部屋を訪れたヨナが目撃したのは、無惨に殺害された父王と剣を握るスウォン。
父を殺害したのはスウォンだったのです。
彼は王位簒奪を企み彼女に近づいていたということになります。
当然ヨナも刃が向きますが、幼馴染のハクに救出され、城から逃げ出します。
ハクの故郷である風の部族の「風牙の都」に避難したヨナは、人々の温かさに触れることに。
しかし、自身の存在が争いを招く原因であると悟り、ハクと共に村を去る決意を固めます。
ムンドクの助言に従い、まずは過去に城から追放された神官を探すことを目的とし旅にでます。
途中、火の部族に追いつかれますが、ハクがなんとかこれを退けてくれます。
ところが守られることしかできなかったヨナは、自らも戦う意思を示し、剣を手に長い赤髪を切り落とし覚悟を決めるのです。
絶壁から転落したヨナとハクは、偶然通りかかった少年ユンに救助されます。
彼は神官イクスと同じ屋根の下に暮らす身で、二人は偶然にも探していたイクスに辿り着くことができました。
神官イクスから神託を受けたヨナは、その内容が建国神話に基づいていることを理解し、四龍の戦士を探す新たな目的ができることに。
『暁のヨナ』はヨナの成長と仲間たちとの冒険を描いた物語となります。

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最新話考察
最近の展開では、多くの伏線が回収されています。
緋龍王の廟にあった剣とゼノの紋章が、四龍と緋龍王伝説を終わらせる鍵になることが明らかになっています。
四龍が終結する際、血の盃で四龍の血が一つになることがキーポイントになるのではないでしょうか。
ゼノが盃の中で龍神と対面し、黄龍とは異なる存在ということも表に出てきました。
ゼノは不死が解けたことに気づきますが、血が止まらない事実から、他の四龍も龍神と決別し、人間に返っている可能性が高いのではないでしょうか。
龍神が命が尽きていないことを指摘し、四龍たちは人間として最期を迎えるようになっているのではないでしょうか。
二千年の年月で、緋龍王が転生し四龍が再集結したことには、「緋龍王/四龍」伝説が終わったことを証明するものかと思います。
四龍の能力は既に権力から切り離されていましたが、それでも高華国は「緋龍王/四龍伝説」に頼る現実も。
ユホン王子の弾圧で神官職が打撃を受け、伝説の影響力も力を失い、「緋龍王/四龍伝説」を基盤とする国家体制をキープするのが難しくなったのでしょう。
高華国の民は、「緋龍王/四龍伝説」を基盤にした体制がもたないと見切りをつける必要があるのかもしれません。
スウォン政権は緋龍王伝説を毛嫌いしていましたが、彼が緋の病に伏し、四龍を連れたヨナの力で「緋龍王/四龍伝説」を基盤にした新体制を考えたということです。
しかし、龍たちが戻る保証もなく、冷静に対処する姿が伺えます。
キジャ、シンア、ジェハ、ゼノが今後人間としてどう生きていくかがポイントになるような気がします。
暁のヨナは無料でどこで読める?
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作者、草凪みずほについて

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草凪みずほさんは、日本の女性漫画家です。
1979年2月3日が誕生日で熊本県出身、血液型はO型となっています。
2002年に「御神兄弟がゆく!?」で第27回白泉社アテナ新人大賞優秀新人賞を受賞しました。
翌年の2003年には、白泉社の雑誌『花とゆめ』に「よいこの心得」が読み切りで掲載され、これがメジャー誌での初仕事ということになります。
この作品が後に連載化され、第28回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞することに。
彼女の代表作は、2009年から『花とゆめ』で連載中の『暁のヨナ』です。
草凪さんは、白泉社の『花とゆめ』を主な活動の場としていますが元は同人作家出身。
プロデビュー前には、CLAMP、PEACH-PIT、枢やなといった人気同人作家などと同じ、同人活動に身を投じていました。
彼女の主な活動ジャンルは「名探偵コナン」だったとのこと。
長期連載作品である『暁のヨナ』は、アニメ化や舞台化され、多くのファンに愛されています。
6/20 花とゆめ14号発売日です🌸
ヨナ259話掲載されてます。44巻の続きからは1話飛んでますが、飛んでても読める感じにはなってます。
付録はこちらのイラストの下敷。お手に取って頂けたら嬉しいです☺️ pic.twitter.com/YL6dl3PlQg— 草凪みずほ (@KusanagiMizuho) June 20, 2024
草凪さんのXをフォローすれば、最新情報を含め彼女の人となりがわかるかと思います。
暁のヨナの登場人物

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ヨナ
ヨナは、高華王国の唯一の王女で、物語の主人公です。
赤い髪と紫の瞳を持ち、15歳で初登場します。
父の死とスウォンの裏切りにより、全てを失いますが、幼馴染のハクに助けられ、逃亡の旅に出ます。
その旅の中で、成長し、自ら戦う決意を固めます。
仲間との出会いを通じて知識と強さを身につけ、国の衰退や自分の無知を自覚します。
スウォンとの再会を経て、彼の真の目的に気づき、冷静に対話するようになります。
最終的に、ハクとの恋愛感情を確立し、仲間と共に成長していく物語です。
ハク
ハクは、高華王国の王女ヨナの専属護衛を務める青年です。
18歳で初登場し、黒い髪と瞳を持つ188センチメートルの武人です。
風の部族の養子として育ち、部族長も務めました。
幼馴染のヨナに恋心を抱きながらも、彼女の幸せを願っていました。
スウォンの策略でイル王弑逆の罪を着せられ、ヨナと共に逃亡します。
逃亡中にヨナへの気持ちを再認識し、告白します。
彼はヨナを護るため、空の部族に入隊し、専属護衛としての道を歩みます。
スウォン
スウォンは、ヨナの従兄で、イル王の兄ユホンの息子です。
18歳で初登場し、金茶の長髪を持つ聡明で冷徹な青年です。
ヨナとハクの幼馴染で、幼いころから仲が良かったです。
ヨナの16歳の誕生日に謀反を起こし、イル王を弑逆し、高華王国の第11代国王に即位しました。
国を守るためには犠牲も厭わない覚悟がありますが、人間としての感情が見えにくいです。
頭痛を患っており、実は緋龍王の末裔で、その血筋に由来する病に苦しんでいます。
暁のヨナの評価(ネタバレあり)
- キャラクター一人ひとりの性格や背景が丁寧に描かれており、特に四龍やヨナの成長に心を動かされます。
- 物語の始まりが衝撃的で、イル国王の暗殺やヨナが王宮を追われる展開が印象的です。
- ヨナとハクが旅をしながら成長し、仲間を増やしていくストーリーがテンポ良く進み、読み応えがあります。
- スウォンの行動や過去の事情が明かされるたびに切なさが増し、複雑な感情を抱かせます。
- 重厚なストーリーながらも、ラブコメ的なシーンが程よく挟まれ、バランスが取れた内容になっています。
- 世界観が非常に緻密に構築されており、建国神話や超常の要素が物語を壮大に彩っています。
- シリアスなテーマが多い中でも、仲間たちとの絆やユーモアが心を和ませてくれます。
- ヒロインのヨナが守られるだけではなく、自らの意思で行動し成長していく姿が魅力的です。
- 読者が行間を想像できるほどキャラクターの背景がしっかりしており、深みのある物語となっています。
- 巻数が多いですが、物語の奥行きや展開の巧みさで飽きずに読み進められる作品です。
- ヒロインの選択が時に危険を伴いますが、それも含めて彼女の成長や葛藤を丁寧に描いています。
- ラストの予測がつきつつも、その道のりや伏線の回収が楽しみで読み続けたいと思わせます。
- スウォンの戦略や行動には議論の余地があり、それが物語をさらに複雑で魅力的にしています。
- 王道の成長物語でありながら、キャラクター同士の関係性や過去が絡み合い、予想以上に深い内容です。
- 少女漫画としての枠を超えた壮大な物語で、長編でも満足できる作り込みが感じられます。
- ヨナを中心に展開される試練と成長の物語が、王道でありながらも斬新で心を掴みます。
暁のヨナのおすすめポイント

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『暁のヨナ』は、壮大な物語展開と美しいイラストが魅力的です。
ストーリーのテンポが丁寧で、毎回ドキドキさせられます。
キャラクターが豊富で、それぞれの成長や背景が丁寧に描かれているため、感情移入しやすいです。
特に、ヨナの成長物語が感動的で、絶望の中から強く立ち上がる姿に圧倒されます。
四龍のキャラクターたちも個性的で魅力的です。
特に、ジェハやゼノの過去のエピソードは涙なしには読めません。
物語の中で笑いとシリアスなシーンのバランスが良く、読んでいて飽きません。
王女として大切に育てられたヨナが、父を殺され城を追われることで強くなり、仲間を守るために成長する姿が描かれています。
スウォンによる暗殺がハクに与えた影響や、スウォンの論理的な思考など、それぞれのキャラクターの心情が深く掘り下げられています。
物語の舞台設定や歴史的背景も魅力の一つです。
巻数が多いですが、一度読み始めるとその世界に引き込まれ、やみつきになります。
これからの展開も非常に楽しみで、全てのキャラクターが幸せな未来を迎えることを願っています。
特に、四龍たちの幸福を願わずにはいられません。
まだ完結していない作品なので、今後の展開に期待が高まります。
学生時代から読み続けているファンも多く、何度読んでも新たな感動を見つけられる作品です。
ぜひ、未読の方は四龍が出揃う8巻あたりまで読んでみてください。
物語の深みとキャラクターの魅力に引き込まれること間違いありません。

