漫画

君を忘れる恋がしたいのネタバレ、あらすじを解説!

君を忘れる恋がしたい

はじめに

近年、切ない再会ラブストーリーが人気を集める中で、少女漫画『君を忘れる恋がしたい』は注目度を急上昇させています。
大学生を主人公に据えた恋愛ストーリーの中でも、初恋の記憶と再会によって動き出す物語は、多くの読者の心を揺さぶっています。

『君を忘れる恋がしたい』という作品が注目を集めている理由

この作品が話題となっている最大の理由は、初恋の相手と再会し、恋が再燃するという王道の胸キュン展開を、大学生という少し大人びた年齢設定で描いている点です。
また、作者・結木悠による繊細な心理描写と美麗な作画が評価され、読者層を問わず支持を集めています。
連載開始直後からSNSを中心に話題となり、「これは泣ける」「続きが気になって仕方がない」といった口コミも多く見られます。

本記事では、そんな『君を忘れる恋がしたい』について、物語のあらすじや展開、そして結末まで含むネタバレ情報を詳しくご紹介します。
さらに、登場人物の魅力や読者の感想、今後の展開予想なども交えながら、作品の魅力を多角的に解説していきます。

『君を忘れる恋がしたい』とは?

君を忘れる恋がしたい

イメージ

『君を忘れる恋がしたい』は、2024年に『別冊マーガレット』(集英社)で連載がスタートした、大学生同士の恋愛をテーマにした少女漫画作品です。
作者は人気漫画家・結木悠で、本作は彼女の代表作のひとつとなる勢いで話題を集めています。

作品ジャンル・メディア(少女漫画、連載誌・単行本情報)

本作は純度の高い恋愛描写に定評のある少女漫画であり、『別冊マーガレット』誌上にて2024年6月号から連載が開始されました。
単行本は集英社マーガレットコミックスより刊行されており、2025年5月時点で第4巻まで発売中です。
電子書籍としても「ゼブラック」や「マンガMee」など複数のプラットフォームで配信されており、紙媒体とデジタル双方で多くの読者を獲得している点が特徴的です。

作者・結木悠のプロフィールと他の代表作

結木悠(ゆうき・はる)は、恋愛漫画を中心に活躍する漫画家で、繊細な感情表現と丁寧なストーリー運びに定評があります。
過去には『アイマイミーマイン』『見上げれば、恋。』などを手がけており、いずれも若年層を中心に高い評価を受けています。
本作『君を忘れる恋がしたい』では、より成熟した感情の揺れを描くことで新境地を開いているとも言えるでしょう。

どのような読者層に人気なのか

メイン読者層は10代後半〜20代の女性で、大学生のリアルな悩みや人間関係が描かれていることから、実際に学生生活を送っている層に強く共感されています。
また、「初恋の記憶」「すれ違いの再会」「未練と前進」といった感情に訴えかけるテーマが、大人の読者にも響く要素となっており、幅広い年代に支持されている点も特徴です。

『君を忘れる恋がしたい』のあらすじ(前半)

君を忘れる恋がしたい

イメージ

本作は、大学生になった主人公・志乃が、かつての初恋相手・瀬名と偶然の再会を果たすことから始まります。
中学時代の淡く純粋だった恋の記憶は、思い出として心に残っていたはずでしたが、再び目の前に現れた彼の姿に、志乃の心は大きく揺れ動きます。

志乃と瀬名の再会

立花志乃は大学1年生。
友人に誘われて参加した軽音サークルの歓迎会で、かつての初恋相手・瀬名瑞生と再会します。
しかしそこにいたのは、あの頃の純粋で真面目な先輩とはまったく異なる、派手でチャラついた雰囲気の男性でした。
外見も言動も変わってしまった彼に戸惑う志乃ですが、声や仕草に面影を見つけ、心がざわつき始めます。

最初は距離を置こうとする志乃でしたが、偶然の再会は何度も重なり、徐々に会話を交わすようになります。
瀬名は志乃のことを覚えていないふりをしながらも、どこか懐かしげな態度を見せ、再び何かが始まりそうな予感を漂わせます。

初恋の記憶と大学での再接近

中学時代、瀬名は志乃の一学年上の先輩で、二人は軽音部で知り合い、音楽を通じて心を通わせました。
しかし、突然の転校により別れを余儀なくされ、告白もできないまま関係は終わってしまっていたのです。

再会後、志乃は瀬名が抱える“過去”に触れていきます。
チャラい態度の裏に隠された孤独や家庭の事情。
それを知るにつれ、志乃はかつての感情が「終わっていなかった」ことに気づき始めます

そして彼のそばにいたい、もう一度近づきたいという想いから、志乃は軽音サークルに正式に加入。
二人は同じバンドで活動することになり、自然と距離が縮まっていきます。

軽音サークルとバンド活動のはじまり

瀬名がギターを担当する大学のバンドは、サークル内でも注目の存在。
志乃はキーボードとしてメンバーに加わり、練習や合宿を通じて仲間との信頼関係を築いていきます。
バンドメンバーの村上壮亮や岡本杏莉らとも親しくなり、志乃の大学生活は大きく変化していきます

一方で、バンド内の人間関係や瀬名の過去に関わる女性・アヤの存在など、順調にはいかない場面も描かれ始めます。
それでも、音楽を通じてつながる時間の中で、志乃と瀬名の関係には少しずつ、確かなものが生まれ始めていたのです

 

国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 コミックシーモアで本編を読む↑↑↑

 

『君を忘れる恋がしたい』のあらすじ(後半)

物語が進むにつれて、志乃と瀬名の距離は徐々に縮まり始めますが、それと同時に新たな人物の登場や瀬名の抱える過去が、二人の関係に大きな波紋を広げていきます。
ここからは、作品中盤以降の展開を中心に、複雑に絡み合う感情の動きと物語の深化を描いていきます。

アヤの登場と三角関係のはじまり

物語の転機となるのが、瀬名の大学の友人・アヤの登場です。
彼女は瀬名の中学時代からの知り合いで、現在は「セフレ」のような曖昧な関係にあります。
アヤは明るくフレンドリーに振る舞う一方で、志乃が瀬名と親しくなるのをよく思っておらず、冷ややかな態度を取るようになります。

そんなアヤの存在は、志乃の心を大きく揺さぶることになります。
「もう昔の瀬名じゃない」とアヤに言われた志乃は、自分の気持ちを否定されたように感じながらも、それでも彼を信じたいと願います。
三人の感情は交差し、バンドの活動にも微妙な空気が漂い始めるのです。

瀬名の母の病気と過去のトラウマ

バンドの主催ライブを控えたある日、瀬名の母が倒れたという知らせが届きます。
この出来事をきっかけに、瀬名が心の奥に閉じ込めていた「家庭の問題」が明かされていきます

瀬名の父はミュージシャンで、家庭を顧みないまま家を出ていった過去がありました。
そのせいで母は苦労し、瀬名自身も「音楽」に対して複雑な想いを抱えていたのです。
志乃はそんな瀬名の過去を知り、彼がなぜ自分や周囲に対して一定の距離を取るのか、なぜチャラい仮面を被るのかを理解していきます。

病院での母との再会は、瀬名にとって過去の清算であり、もう一度前を向くための重要な転機となります。
その場に志乃が寄り添っていたことは、彼にとって何よりの支えとなったのです。

志乃が見せる成長と想いの深まり

物語後半の志乃は、最初の頃とは大きく変わっています。
単に「好き」という気持ちだけではなく、相手の弱さや痛みごと受け止めようとする、深い愛情へと変化しているのです。

志乃はバンド活動にも真剣に取り組み、仲間からも信頼を得る存在となります。
瀬名との関係も、すれ違いや衝突を経て少しずつ本音を伝え合えるようになり、二人はようやく「同じ未来を見据える」兆しを見せ始めます。

一方、志乃の周囲では新たな恋の気配も生まれつつあり、志乃を想う日向の存在が物語の今後の鍵を握るとも考えられます。
複雑に絡み合う感情の中で、志乃がどんな決断を下すのか──その展開から目が離せません。

『君を忘れる恋がしたい』のネタバレ解説(結末含む)

君を忘れる恋がしたい

イメージ

ここでは、『君を忘れる恋がしたい』の重要な展開と結末までを含めたネタバレ解説を行います。
物語がクライマックスに向かう中で、主人公・志乃と瀬名が直面する出来事や選択は、二人の関係を大きく変化させていきます。

バンドのライブ本番と家族との対峙

大学の軽音サークル主催によるライブイベントで、志乃たちのバンドも本番を迎えます。
観客の前で演奏する緊張と高揚が交錯する中、瀬名は突然、母親が倒れたという連絡を受け、会場を離れる決断を迫られます

ライブを中断し病院へ向かった瀬名は、久しぶりに母と対話します。
かつて家族を捨てたように見えた父、心を閉ざしていた母、そして自分自身。
そのすべてに向き合うことで、瀬名は初めて「本当に伝えたかった気持ち」と向き合う勇気を持つようになります。

その夜、ライブ会場に戻った瀬名は観客の前で演奏をやり直します。
そこで彼は「この歌は、忘れたいほど大事だった恋の話です」と語り、志乃との過去と向き合う覚悟を、音楽という形で表現します。

瀬名が語る「忘れたい恋」と志乃の想い

ライブ後、瀬名は志乃に過去の思いを打ち明けます。
中学時代、突然の転校で何も伝えられなかったこと。
その後の孤独や葛藤の中で、志乃の記憶が支えだったこと。
しかし同時に、思い出が美しすぎたがゆえに「忘れたい」と願ってしまった苦しみもあったこと。

志乃はその告白を静かに受け止め、自分も同じように「忘れられなかった」こと、むしろ「忘れたくなかった」と涙ながらに伝えます。
この場面は、二人がようやく本音で向き合い、過去と未来をつなぐ瞬間として読者の心を強く打ちます。

志乃と瀬名がたどり着く関係の答えとは

その後、志乃と瀬名は一度離れる時間を持ちます。
互いにこれからの人生を真剣に考えるため、少しだけ距離を置くことを選ぶのです。
しかし、その「距離」は終わりではなく、二人が再び歩み寄るために必要な過程でした。

時間が経ち、再び再会した志乃と瀬名は、もう一度だけゆっくりと向き合います。
過去の記憶に縛られるのではなく、「今」の想いを大切にしたいという結論にたどり着き、二人は改めて新しい恋を始めることを決意します。

物語は、「忘れるためではなく、もう一度大切にするための恋」として締めくくられ、タイトルの意味が深く心に響くラストシーンとなっています。

登場人物とその関係性

『君を忘れる恋がしたい』の魅力のひとつは、登場人物たちが抱える繊細な感情や、互いの関係性が丁寧に描かれている点にあります。
ここでは、物語の中心となる主要キャラクター6人を紹介し、それぞれがどのように物語に関わっていくのかを解説します。

志乃・瀬名・アヤ・壮亮・杏莉・日向など主要キャラクターの紹介

立花 志乃(たちばな しの)
本作の主人公。大学1年生。中学時代の先輩・瀬名に片想いしていたが、再会を機に再び気持ちが動き始める。
控えめで真面目な性格ながら、物語が進むごとに感情を言葉にできる強さを身につけていく成長型のヒロインです。

瀬名 瑞生(せな みずき)
志乃の中学時代の初恋相手であり、再会後は大学で軽音サークルに所属。
チャラ男風の外見と軽薄な振る舞いの裏に、家族問題や初恋の痛みを抱える繊細な一面を秘めています。
志乃との再接近によって、過去と向き合い、少しずつ本来の自分を取り戻していきます。

アヤ(彩)
瀬名の大学の友人であり、かつての関係性から現在も身体的なつながりを持っていた女性。
一見サバサバして見えますが、志乃の存在に対して嫉妬や執着を見せる複雑なキャラクターです。
物語をかき乱す役割を担いながら、瀬名の過去とも密接に関わっています。

村上 壮亮(むらかみ そうすけ)
志乃たちのバンドメンバーで、明るくムードメーカー的な存在。
志乃に好意を寄せるそぶりも見せながら、仲間として瀬名との関係を尊重するバランス感覚を持っています。
バンドの中で志乃を支える優しい後輩です。

岡本 杏莉(おかもと あんり)
軽音サークルで出会った志乃の友人。しっかり者で、バンドの調整役としても活躍。
恋愛より友情を大事にする性格で、志乃にとって初めて本音を話せる同性の理解者となります。

日向(ひなた)
大学の同級生で、志乃のことをさりげなく気にかける好青年。
瀬名とは対照的に穏やかな性格で、志乃にとって「安心できる居場所」のような存在として描かれています。
今後の展開で関係が深まる可能性も示唆されています。

恋愛模様と心理描写の巧みさ

本作では、誰かを好きになるという感情が、決して直線的ではないことが丁寧に描かれています。
志乃が初恋の記憶を美しく抱えながらも、現在の瀬名とどう向き合うかに悩む姿や、過去と現在の間で揺れる瀬名の苦悩は、多くの読者の共感を呼んでいます。

また、アヤの嫉妬心や日向の淡い想い、壮亮の優しさなど、脇役たちの感情にもリアリティがあり、群像劇としての深みを作品にもたらしています。

恋愛の「きれいごと」だけでなく、迷いや嫉妬、失望も含めて描くことで、読者自身の記憶や体験と重ねながら読み進められる構成となっています。

君を忘れる恋がしたい

イメージ

読者の感想・評価まとめ

『君を忘れる恋がしたい』は、読者から高い評価を受けており、SNSやレビューサイト、電子書籍ストアなどで多くの感想が寄せられています。

SNS・レビューサイト・電子書籍ストアでの評判

読者からは、「絵が綺麗」「切ない」「リアルな恋愛」などの声が多く上がっています。
特に、主人公たちの心情描写やストーリー展開に共感する意見が目立ちます。

例えば、BookLive!のレビューでは、「主人公の心情を思うと心臓がぎゅっとなるくらい切ない。ハッピーエンドで終わって欲しい。早く次の巻出ないかな。絵が綺麗でとても見やすい。おすすめです。買ってよかった」といった感想が寄せられています。

「絵が綺麗」「切ない」「リアルな恋愛」などの声

読者からは、以下のような感想が多く見られます。

  • 「絵が本当に好きです!!!表情がとっても良い!!!!繊細で綺麗で入り込みやすいですね。」
  • 「すれ違いや過去への期待、だからこその怒りや葛藤が切なくて…でもキュンキュンしてしまって…胸が締め付けられながら胸きゅんしました。」
  • 「瀬名も軽く見せてるけど、めちゃめちゃ好きで一途で、志乃も負けないくらい好き。それが、読んでても幸せな気持ちになる。」

読者が共感したポイントや印象的なセリフ

読者が共感したポイントとして、主人公たちのリアルな心情描写や、すれ違いながらも惹かれ合う関係性が挙げられます。
また、印象的なセリフとして、「志乃には俺だろ?」など、心に残る言葉が多くの読者の心を掴んでいます。

 

国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 コミックシーモアで本編を読む↑↑↑

 

単行本・配信情報と今後の展開予想

『君を忘れる恋がしたい』は、現在第5巻まで発売されており、各巻ともに紙版とデジタル版が提供されています。

発売日・巻数・電子配信サービスの一覧

各巻の発売日と配信情報は以下の通りです。

  • 第1巻:紙版 2024年3月25日発売、デジタル版 2024年4月25日配信
  • 第2巻:紙版 2024年5月23日発売、デジタル版 2024年6月25日配信
  • 第3巻:紙版 2024年9月25日発売、デジタル版 2024年10月25日配信
  • 第4巻:紙版 2025年1月23日発売、デジタル版 2025年2月25日配信
  • 第5巻:紙版 2025年5月23日発売、デジタル版 2025年6月25日配信予定

電子書籍は、ゼブラックマンガMeeなどのプラットフォームで配信されています。

今後の展開予想(父との再会、新キャラの動きなど)

今後の展開として、瀬名の父親との再会や、新キャラクターの登場が予想されています。
特に、瀬名の父親がミュージシャンであることから、バンド活動に新たな展開が生まれる可能性があります。
また、日向の志乃への想いがどのように描かれていくのかも注目されています。

実写化やアニメ化の可能性について

現時点では、『君を忘れる恋がしたい』の実写化やアニメ化に関する公式発表はありません
しかし、作品の人気や評価の高さから、将来的にメディア化される可能性も考えられます。

まとめ

『君を忘れる恋がしたい』は、一度は終わったはずの初恋が、再会によって再び動き出すという、王道ながらも心を打つテーマを描いた作品です。
単なる青春ラブストーリーではなく、「忘れたくても忘れられない」「想いを伝えられなかった過去」といった、誰もが抱えるような感情に真正面から向き合っている点が、多くの読者の共感を集めています。

『君を忘れる恋がしたい』が描く“忘れられない初恋”の本質

本作が描いているのは、ただの再会ではなく、心の奥底に残る“後悔”や“未練”を昇華させる物語です。
「忘れたい恋」という矛盾した想いの中にある、相手を大切に思うがゆえの痛み。
それが、瀬名の言葉や志乃の行動を通して繊細に表現されています。

瀬名の過去、志乃の成長、そして二人が再び向き合う姿は、初恋を経験したことのあるすべての人の心に響くのではないでしょうか。

ネタバレを知っても心に響く理由

本作の魅力は、展開そのものの意外性よりも、感情の積み重ねと心理描写の丁寧さにあります。
ネタバレを知っていても、志乃と瀬名が交わす一つ一つの会話や選択の重みが、読者の心にしっかりと届きます。

そのため、たとえ物語の結末を知っていても、読むたびに新たな発見や共感が得られる作品です。
「知っているからこそ、もう一度読みたくなる」。
そんな再読欲をかき立てる力を持った漫画です。

切ない再会ラブストーリーを読みたい人におすすめの作品

『君を忘れる恋がしたい』は、「切ない恋愛」「再会もの」「初恋のやり直し」というキーワードに惹かれる方には間違いなくおすすめの一冊です。
大学生という少し大人になった年代だからこそ描ける、理性と感情のせめぎ合いが物語に深みを与えています。

過去を引きずることが悪いことではない。
大切だった記憶は、未来を歩む力になる。
そんな温かいメッセージが込められた本作を、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

魔術師クノンは見えているのネタバレ・あらすじを解説!

-漫画

© 2025 漫画アニメゾーン Powered by AFFINGER5